固定資産税とは
固定資産税とは、土地や建物といった固定資産を持っていると、毎年かかってくる税金の事です。
市町村から毎年1月1日(「賦課期日」といいます。)の固定資産の所有者に
納税通知書が送られてきます。
固定資産税の納期は年4期に分け、市町村ごとに条例で定めてよいとされています。
固定資産税の納税通知書は、遅くても納付期限の10日前までに
納税義務者に送らなければいけないため、
例えば5月1日が納付期限の場合の固定資産税は、
4月中旬位までには納税通知書が送られてきます。
なお、固定資産税を期日までに支払わなければ、「延滞金」というペナルティが
発生する場合があるので注意が必要です。
納税額の決め方
固定資産の評価は、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基づいて行われ、市町村長がその価格を決定し、この価格をもとに課税標準額を算定されています。
この課税標準額に税率をかけたものが固定資産税になります。
固定資産税の税率は、市町村の条例で定めることとされています。
(徳島市は、1.4%です)。
また、住宅用土地に家が建っているもの等は低く計算されます。(土地のみです)
・住宅用地で住宅1戸につき200平米以下の用地(小規模住宅用地)=課税標準額×1/6
・住宅用地で住宅1戸につき200平米を超える部分の用地(一般住宅用地)=課税標準額×1/3
よって、約60坪以下の場合は1/6になり、それより広い部分は1/3になるということです。
固定資産税の縦覧
固定資産税の縦覧とは、納税者が、他人が所有する土地や家屋の評価額と比較して、
自己の資産に係る評価額が適正であるかを確認するための制度です。
徳島市の場合毎年4月に市役所の資産税課に申請すれば確認できます。
もし、自分の固定資産税が特別高すぎるなと思ったら、不服を申し立てることができます。
そのために他人の土地建物の評価額も閲覧することができます。
余談ですが、私たち不動産業者が見て、何でここがこんなに評価が高いの?
というような市町村もたまにあります。